繰り返されるストーリー
人生を振り返ってみると、繰り返すストーリーがあることに気づきます。
何かをきっかけにして過去に始まったストーリーが、ことあるごとに繰り返される。
たとえば、自分が幼いころ病気になった。
そのとき、まわりがすごく親切にしてくれた。
心配して声をかけてくれた。
病気が治ったら、みんな離れていって、自分に注目してくれなくなった。
だから、みんなの気を引くためにまた、病気になりたいと思った。
周りに対して、ことあるごとに自分の病気の辛さを話して、みんなの同情を引くようになった。
そのためには、私は健康であってはいけない。
弱弱しく見せておかないと、周りは自分を見てくれない。
不幸な私をずっと演じ続け、まわりは同情する親切な人たちという役を与えられる。
この完璧なストーリー。
私のありのままでは、だれも注目してくれない。
だから弱くて病気がちな私。
これさえ演じていれば、優しい人達がやさしい言葉をかけてくれたり、親切にしてくれるという策略。
他人の注目をひくためのシステム。
法則。
その結果、繰り返されるストーリー。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
これを繰り返していると本当に病気になります。
しかも、治らなくなります。
思考が現実化するのです。
往々にして人は、このストーリーを無意識に繰り返していることがあります。
場所を変え、役者を変え、時を越えて、繰り返していることに気が付きません。
このストーリーに気が付き、これを消去したとき、初めて自分の間違いに気づき、別の価値観で生きることができます。
そこで初めて病気は快方に向かうでしょう。
治らない腰痛で悩んでいらっしゃる方。
上記の話の「病気」という言葉を「腰痛」と入れ替えてみてください。
思い当たる点がありませんか?
思い当たる方は、当院においでください。
私と一緒にそのストーリーを探し出し、痛みと一緒に消していきましょう。