いしづき接骨院

見附初!腰痛の痛みを解消するための接骨院『いしづき接骨院』

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ポリモーダル受容器について

慢性痛症の原因は筋肉の硬さや血流の悪さにあります。

痛みを感じる神経には、2種類のものがあります。

Aδ繊維とC繊維です。

たとえば、何か縫物をしていて、針で指を刺したとします。 そうするとまず、チクッという痛みを感じます。 そのあと、尾を引くようにじわ~っとした痛みが続きます。 この時のチクッとした痛みを脳に伝えるのが、Aδ繊維です。そのあとのじわ~っとした痛みを伝えるのがC繊維です。Aδ繊維の伝達速度は、12~30m/秒、C繊維の伝達速度は0.5~2.0m/秒。A繊維の伝達速度はとても早く、C繊維はゆっくりと脳まで進んでいきます。

一般的に身体組織に針で刺すなどの有害な刺激が加わると、警告信号としての痛みが起こり、損傷した部分の除去や修復が促進されます。つまり、痛みが出て腫れや熱が出て赤くなります。この反応を「炎症」と言います。炎症は、受傷から10日ほどで無くなります。しかし、この炎症反応が数か月、数年と続く場合があります。

これはC繊維が関与しています。

C繊維はポリモーダル受容器という刺激を感じ取る感覚受容器とつながっています。
Aδ繊維は機械的侵害受容器とつながっており、組織が損傷を受けた時の機械的刺激のみを受けて、それを痛みとして脳に伝えますが、C繊維のポリモーダル受容器は、機械的刺激だけではなく、化学物質による刺激、温覚、冷覚、圧覚などの様々な刺激を痛みとして脳に伝えるのです。

脳に伝えるだけでなく、その刺激が続いているかぎり、発痛物質を出し、炎症を起こします。
それが慢性痛、慢性的に肩が痛い、腰が痛いといった症状を引き起こします。
また、お天気、気温、気圧の変化などにもポリモーダル受容器は反応しますので、常に弱い刺激を受けているような筋肉には、余計発痛物質を出して痛みを強くします。
また、人間の体は、その時の精神状態によって、いろいろなホルモンを出します。これにポリモーダル受容器が反応して、痛みを出す場合もあります。

感覚神経というのは、それぞれにはっきりと役割分担されています。たとえばAβ繊維は触覚・圧覚、Aδ繊維は痛覚・温冷覚というふうに決まっています。
C繊維も痛覚・温冷覚を伝える役割を持っていますが、ポリモーダル受容器があるために、様々な刺激を痛覚として脳に伝えてしまうのです。

熱い、冷たい、圧迫された、引っ張られた、などの刺激だけではなく、周りの環境、お天気、喜怒哀楽の感情などもポリモーダル受容器に刺激として感知され、発痛物質を出し、痛みとして脳に伝えられるのです。

以上のことは、痛みに関する最新の理論ですが、これは見事に東洋医学と一致しています。
前にも述べましたように、東洋医学では痛みや病気を部分的に見ないで全体的に見る。
そして心と体、それを取り巻く環境にも原因を求めます。
これは、何百年も前から行われてきたものであり、現代医学がやっと追いついたのです。
先人たちの叡智には頭が下がります。

しかし、ポリモーダル受容器が、様々な刺激を痛みとして脳に伝えるならば、私たちの体は頻繁に痛みを感じることになります。しかもポリモーダル受容器は、筋肉、内臓、皮膚など広い範囲で分布しています。ならば、常に体のあちこちが痛いはずです。しかし、現実には、そうではない。

ポリモーダル受容器が反応する条件として、常に負荷がかかっていて機械的刺激が続いている場合、痛みの物質を出して脳に痛みを伝えます。そのうえに何かの変化が刺激として伝わると、さらに発痛物質を出して、強い痛みとなって脳が感じるのです。そして、その状態がある程度長く続くと、痛みの神経回路ができあがります。

それができあがってしまうと、痛みがいつまでも続いたり、ある特定の条件がそろうと痛みが出たりします。

たとえば、仕事で前かがみの状態を長く続けていて、なおかつ人間関係のストレスなどが重なると、ある日、なんのきっかけもなく、腰に強い痛みが出る。そして、それが長く続く。
あるいは、去年の冬、重いものを持ってぎっくり腰が出て、また今年も出るんじゃないかと心配していたら、やっぱりぎっくり腰が出た。
あるいは、お天気が不安定で、雨が降りそうになると神経痛が出る・・・・など、これらは、すべてポリモーダル受容器が関係していると考えられます。

このポリモーダル受容器が、厄介な慢性痛を引き起こすのです。慢性痛の特徴は、レントゲンやMRIで患部を撮っても問題はなく、どこも異常がみられないのに痛みがあるというものです。本来痛みというものは、体のある部分が壊れていますよ、壊れそうですよ、ということを脳に伝えるために起こるものです。どこにも異常が見られないのに痛みが出ているというのは、不思議ですね。

しかし、以前ケガをしたところが、もう治っているのに痛みを出したり、ケガもなにもないのに、あるとき突然痛くなる。
こういう症状を慢性痛症と言います。

慢性痛症の原因は筋肉の硬さや血流の悪さにあります。

レントゲンやMRIでは、筋肉の硬さや血流の悪さは映りません。ケガをしたところに常に緊張があったり、それをかばっているところがあったり、あるいは、姿勢や重心バランスが長年崩れたままになっていたり、お仕事の姿勢がそのまま日常の姿勢になってしまい、良い姿勢がとれなくなってしまっている。こういったものは、レントゲンやMRIの画像診断ではわからないのです。そこでお医者さんとしては、痛み止めの薬を出して「安静にしていてください」と言うしかないのです。しかし、これでは治りません。

痛み止めを飲んでも、筋肉や骨のまわりの組織が破壊されて痛みが出ているわけではないので、痛みは消えません。 それで、痛みがさらに続くと、痛みの神経回路ができあがり、 常にそのスイッチがONになっています。

神経には、一定の条件のもと、同じ回路を何回も使っていると、その回路が自動的につながってしまうという性質があります。つまり、体の問題のある部分にある特定の刺激を与えると、自動的にそこに痛みが発生するという神経回路のシステムができあがるのです。

これを解除するためには、まず、その体のその問題のある部分にかかっている負担を取り除く必要があります。雨で冷え込んでくると出る腰痛であれば、まず、腰の筋肉の負担を取り除かなければなりません。姿勢が常に前かがみで、腰の筋肉が常に引っ張られて緊張が続いているのなら、正しい姿勢を作って、その筋肉の緊張を取り除きます。それで痛みの神経回路がつながる条件の一つを消します。そうすると、神経回路が解除され、痛みを出すシステムが無くなります。

この場合は、雨が続いて気温が下がるということと腰に緊張があるということが、ポリモーダル受容器を興奮させ痛みの物質を出させる条件となっているので、その条件の一つを消すことができれば、痛みを出すシステムは働かなくなるので、痛みが消えるというわけです。

この場合は、お天気や気温などのが腰痛発症の条件となるのですが、そのほかにも、仕事や人間関係のストレスや、怒り悲しみなどの感情が、筋肉の緊張と結びついて痛みを出します。これは、ポリモーダル受容器が、外部の気象などの変化や内部の化学物質などの変化を感じて、痛み物質を出し、その痛みを脳に伝えてしまうからです。

喜怒哀楽の感情は、体内の化学物質を変化させます。

怒りを覚えればアドレナリンが分泌されるし、喜びが湧けばドーパミンなどが分泌されます。
これらアドレナリン、ドーパミンなどは体内の化学物質です。
これらの物質が出ることによってポリモーダル受容器が反応します。
しかし、こういった体内の化学物質というのは、絶えず分泌され変化しています。お天気などの気象も絶えず変化していきます。そして人の感情も変化していきます。
ポリモーダル受容器は、この変化している中から、なぜ特定のものを選んで結び付けて痛みを発生させるのか?

何を根拠に選んでいるのか?

考えられることは、以前ケガをしたときに精神的なショックもあって、そのときの状況をポリモーダル受容器が記憶していて、そのときのお天気、気温、気圧、季節、場所、動作、体内物質の変化などの条件が、そのときの条件と一致すると痛みを出すのではないか?ということ。つまり、精神的なもの・・・・ショックやストレスが、ポリモーダル受容器を活性化させ、そのときの環境条件を記憶させ、その条件がそろえば何度でも痛みを発生させるのです。このような痛みは、その中の条件が取り除かれなければ、ずっと痛みを出し続けることになり、これを最近では「慢性痛症」と呼んでいます。

この慢性痛症は、ケガをきっかけに起きるだけではなく、あまりにも現実が厳しい状況にあると、精神に異常をきたすことを防ぐために、その時、体の一番負担がかかっている部分に痛みを出し、その痛みに精神を集中させ、余計なことを考えさせないように痛みを出し続ける場合もあります。つまり心を守るために痛みが起きるのです。

痛みがあって痛がっていれば、まわりの人たちは可哀そうに思って優しくしてくれるかもしれないし、今まで厳しかった上司も、痛みがあるからしかたがないと気を使ってくれるかもしれません。そうなってくると、もはや痛みが無くならないほうが都合がいい。精神的に救われるのです。しかし、いつまでも痛みは無くならない。夜も眠れない。痛いところをかばって動いていると他のところまで痛くなる。
この辺の機序を見ると、やはり原因のよくわからない長引く痛みというのは、実は精神的な要素が原因となっていることがわかります。

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