燃えよ!オタク!
鉄道オタクが、自分の熱意を列車や鉄道に関することに例えて表現する。
まわりは、なんのことかわからないが、なんだかその熱意は伝わってくる。
まわりは、「だから鉄道に例えられてもわかんないって言ってるだろ?」と文句を言いつつ、こいつらしいなと思う。
みなさんは、こういうオタクを悪い人間だとか冷たい人間だと思うだろうか?
近年になってオタクの存在意義を世間が認めてきた。
私はいいことだと思う。
ただ、オタクたちの中でも閉鎖的にグループを作って排他的になっていたり、オタクではない人たちに対して「どうせお前たちにはわからない」と馬鹿にしたような態度をとる人たちもいる。
たぶん、こういった人たちは、ふくらはぎが弱いので心臓に元気がなく顔色が悪い。
腹筋が弱いのでお腹がポッコリと出ている。したがって腰が痛い。
ふとももの力や、膝を曲げる力が弱いので階段が昇りにくい。
肩甲骨周りの筋肉が弱いので、胸が張れず、猫背になっている。
太ももから膝の内側に走っている筋肉が硬くなりがちなので、あぐらもかきにくいかもしれない。
いずれにしても、まわりに自分の胸の内を見せず、腹をわってはなそうとしない。
だが、冒頭で話したタイプのオタクは、顔の血色もよく、大胸筋も強いので活動的。
表現方法はわかりにくいかもしれないが、自分の腹の中にあるものを表現するので、内臓の働きもいい。
肩甲骨周りの筋肉に力が出ているので、自分のわかりにくさを気にせずに胸を張って意思を表現する。
自分の熱意を隠さず表現しようとする。
ずいぶん決めつけた言い方なので、オタクの方達には恨みを買うかもしれない。
しかし、わかりにくかろうがなんだろうが、自分の気持ちを堂々と表現すれば、まわりには伝わるものである。
「えっ、それってドクターイエローを見た時ほどじゃないけど、それに近いくらい感動的だよね!」
こいつ、また何いってるかわかんねぇやと思っても、無邪気に叫ぶこういう人物をだれもが嫌いにはならないだろう。
「え?そのドクターなんとかって何?」なんて聞いてあげれば、嬉々として説明してくれるだろう。
こちらの見聞を広めることにもなる。
心臓、小腸、三焦、心包、これらは東洋医学では「火」に属している。
肩甲骨周り、あるいは肩甲骨の裏についている筋肉、腹筋、ふとももの筋肉、ふくらはぎの筋肉も「火」のグループに入る。
肩甲骨まわりの筋肉が弱ければ、猫背になり胸がふさがる。
したがって、胸のうちを隠すようになる。
腹筋の力が弱ければ、内臓の位置が悪くなり、もやもやした思いを腹にしまいこむことになる。
ふとももの筋肉、ふくらはぎの筋肉が弱ければ、歩きにくくなるので、自分たちのテリトリーから出ずに、まわりからの干渉を嫌うようになる。
「火」は、感情表現であり、熱意であり、喜びであり、暖かい思い、愛情であり、笑いであり、嬉しさである。
一方で、批判に身を焦がすリスクを背負うものであり、自分に向けられる苦々しさを受け入れることでしか燃え続けることができないものである。
東洋医学では、陰と陽があり、五行の木・火・土・金・水、それぞれのエレメントの中にも陰・陽がある。
火を見れば、危ないから消そうと思う人がいれば、ほのぼのとして癒されると思う人もいる。
火事になるかもしれないと思う人もいれば、料理に使えると思う人もいる。
燃え移らないようにレンガや石で囲う人もいれば、雑草を焼き払って農地に使おうとする人もいる。
しかし、いろろなリスクを考えても「火」は我々にエネルギーを与えてくれるもの。
そのエネルギーを胸やお腹に閉じ込めて、まわりを冷ややかに見るか、それとも胸を張って、腹の中の思いを堂々と表現するか?
私は、批判の的にされても、自分の思いを堂々と楽し気に表現する人間を好ましいと思う。
そんなオタクなら増えてもらいたいと思う。
そして、その楽しい気持ちや熱い思いが、まわりに燃え移るように広がれば、世の中、もっと楽しくなると思う。