脚のしびれの原因
脚のしびれで悩んでいる方は多いと思います。
当院にもしびれの症状で来院される方が多いです。
しびれの原因としては、脊柱管狭窄症で脊柱管の中を走る神経が圧迫されて起きるとか、
坐骨神経が圧迫されて起きるとか言われています。
当院では、そういった脊柱管狭窄症とか坐骨神経痛といった診断名にこだわらず、筋肉が血管を圧迫して
痺れが出ていると考えています。
筋肉が硬くなると、その下を通る血管を圧迫し、血流を止める。
その結果として痺れが出る。
それでは、どの筋肉が硬くなると足腰に痺れがでるのでしょうか?
これは理論的に考えれば、お尻の筋肉が硬くなって下を通る血管を圧迫して脚にしびれがでるというのが
通説ですが、実際に当院の患者さんを診ていくと、3つの筋肉が弱くなると痺れが出るようなのです。
一つは脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)で、背骨の両脇にについている細かな筋肉群です。
この筋肉は脊柱の骨を両側から支え背中を起こす役割をはたします。
もうひとつは中殿筋(ちゅうでんきん)。
上半身が前にかがむときに倒れないように支える筋肉です。
お尻の筋肉はいくつかありますが、お尻の上部についている筋肉です。
そして三つ目は大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)。
この筋肉は骨盤の横から太ももの上部、横についていて、足腰がぐらつかないように支える
筋肉です。
しびれが出る機序は理論的にはいろいろありますが、臨床上、この3つの筋肉の力が弱くなって
いるとき、足腰に痺れがでるようです。
したがって、施術によってこの3つの筋肉の力が出るようになれば、痺れは消えていきます。
当院では、筋力テストにより、患者さんのお身体の中のどの筋肉の力が出ていないのかを検査
し、継続的にツボを刺激することにより、弱かった筋肉を強くします。
その結果として症状がなくなっていきます。
もちろん、例外もありますが、大部分の患者さんの痺れが改善しています。
是非、ご来院くださいませ。