「医は仁術」のはず・・・・。
骨の変形を持つ患者さんが、ある整形外科を受診したところ、「なんでこんなになるまで放っておいたんだ!こんなもん、もう治らないぞ!」と怒鳴りつけられたそうです。
また、血圧の安定しない患者さんが、心療内科、内科の診療所で「先生、あの薬飲むと何もやる気が起きなくなるんです」と言ったところ「もともとやる気なんかないんじゃないの?」と言われたそうです。
こういう言葉使いは、患者さんをすごく傷つけます。
医師は、こんな言葉で患者さんを傷つけても平気なのでしょうか?
当院に来られる患者さんで、医師の言葉に傷つけられて、もう2度と病院なんか行かないとおっしゃる方も多いです。
私は西洋医学、現代医学を否定しません。
絶対に必要だと思っています。
しかし、患者さんの心を傷つけて平気な医師は、否定したい。
患者さんは痛みや不調を抱え、それを治してもらいたくて病院へ行くのに、頭ごなしに怒られ、軽んじられ、心に傷を負ってしまう。
身心ともに辛い思いをさせられるのです。
「医は仁術」と言います。
私はこれは基本中の基本だと思うのですが、現代のお医者さんには、こういった概念はないのでしょうか?