気を流せ!
血液循環が良くなれば病気は快復します。
人間の体は物質でできています。
物質の単位を最小限まで見ていくと素粒子に行き当たります。この素粒子は、物質の最小単位なので、私たちが生きているこの世界のありとあらゆるものに存在しています。
それがなぜか集まって、人間の形になったり、犬、猫になったり、机になったり椅子になったり、雨になったり、雲になったり、地球、月、太陽、宇宙になったりしているわけです。
この集まって何かを作り、それを維持していくエネルギーが「気」です。この地球には海があり、川があり、山がありますが、そのすべてが素粒子でできています。そしてこの世界すべてに「気」が満ちています。
それらがいろいろなものを循環させ、自然を維持していくように、人間の体のなかにも筋肉があり骨があり、内臓があり、神経があり、血管があり、それらがうまく働いてエネルギーが循環しています。
このエネルギー循環がスムーズであれば、その人は活き活きと活動し、「元気がいい」と言われます。
それが滞っていれば「元気がない」というわけです。
そして滞っていて、そこからいろいろな症状がでれば、「病気」と言い、ついにその体を維持することができなくなると「死気」が漂ってきて、死に至るわけです。
しかし、なぜ素粒子は、みなさんの体を作り、自分という存在をこの世に出現させたのか?
なぜそのように集まって、自分という存在を誕生させたのか?
だれがそのように仕向けたのでしょう?
西洋では、この場合、そうし向けたものは、「神」であるというでしょう。
しかし、東洋では「道(タオ)」と言われています。
「道」は自然の法則を司るものと考えられていて、その法則を維持するために様々なものを生み出し、循環させています。同じように人間の体にも「道」の働きが作用しています。
その「道」の働きを「神(しん)」と言います。
いわゆる「神様」ではありません。
そして「神」は「心」を生み、「心」は「意」を生み、「意」は「気」を生み、「気」は「血」を導きます。
「血」は「力」を生んで、人間の体は動く。
東洋医学では人体の仕組みをこのように考えています。
では、人はなぜ「病気」になるのでしょう?
それは、「気」が「病む(やむ)」からです。
気がやむ・・・すなわち気が止まるところが出てきて体内の循環が悪くなるからです。
それが「やめる」=「痛み」を出します。
「肩がやめて寝れない」の「やめる」です。
その「病んだ気」を治すには、「気」を流せばいい。
「気」を流せば「血」を呼び込みます。
血液循環が良くなれば病気は快復します。
東洋医学の治療は、そこをめざしているのです。
当院では、その東洋医学の考えに基づき、カイロプラクティックの技法を使ってみなさんを治療させていただきます。