筋肉の痛みは、なぜマッサージや電気をかけても治らないのか?
筋肉はどんな場合に硬くなるのでしょうか?
スポーツや労働などで使いすぎると硬くなる。こう考えるのが一般的です。
しかし、使いすぎていないのに硬くなる場合もあります。
よく年配の方がこう言います。
「仕事も何もしていないのに腰が痛い。」
何も疲れるようなことしていないのに、なんで腰が痛くなるのでしょうか?
たとえば、この人の右腰の筋肉が痛いとすると、そこを触れば硬くなっています。
では、この人は右腰だけを使うようなスポーツや労働をしたのでしょうか?
いや、ご本人も言っているように、そんなことは何もしていません。
では、なぜ右腰だけが硬くなり、痛みを出しているのでしょう?
それは、左の腰の筋肉に力がないからです。
左右の腰の筋肉だけを考えた場合を例にとります。
人間の身体は、左腰の力が弱いと右腰に余計に力を入れることでバランスを保とうとします。
実際には、それでバランスが良くなるわけではありません。
しかし、左が弱いのだから、せめて右に力を出そうとするのです。
では、硬くなった右腰の筋肉をマッサージして柔らかくすれば、右腰の痛みは出なくなるのでしょうか?
たしかにマッサージをしたあとは、血流が良くなって痛みは少なくなります。
しかし、左腰の筋肉は弱いままなので、身体はまた右の筋肉に力を出そうとします。
それでまた右腰は硬くなり、痛みを出します。
慢性的な腰痛が、マッサージや電気をかけても治らないというのは、こういうことです。
ではどうすればいいのか?
単純に考えれば、左の腰の筋肉に力を出してもらえばいい。
でも、どうやって・・・。
東洋医学では、ツボと内臓は関係があるとしています。
それだけでなく、ツボと筋肉も関係があります。
つまり、脚にあるツボを刺激すると、左右の腰の筋肉は同じくらいの力を出します。
腰だけではなく、たとえば肩の筋肉もそうです。
左肋骨にあるツボを刺激すると、肩の筋肉と首筋の筋肉と脛の脇の筋肉が、左右とも同じ力を出します。
このツボをおぼえてもらって、普段から押したり、マッサージしたりすれば、肩も腰も膝も痛みは改善していきます。
当院では、このツボと筋肉の関係を研究し、長年にわたり成果を出してきました。
これに加えて、カイロプラクティックで、硬い筋肉によって歪められた骨格も整えれば、さらに効果があがります。
長年痛みで苦しんでこられた方、是非ご相談ください。
痛みだけではなく、しびれにも効果があります。
お気軽にご相談ください。

