【公式】いしづき接骨院|新潟県見附市の接骨院

見附初!腰痛の痛みを解消するための接骨院『いしづき接骨院』

【営業時間】
月曜日~土曜日
午前|8時30分~12時30分
午後|14時30分~18時30分
【休業日】
日曜・祝日

恥ずかしながら、滑って転んで大の字になった。

実は今朝、散歩中に滑って、すってんころりんひっくり返った。

今朝の気温は0℃。

雪解けは進み、昨日は春先のおだやかなお天気だった。

今朝は、その雪解けの水が道路で凍って、かなりヤバい状態になっていた。

充分気をつけていたつもりだが、見事に大の字になって倒れた。

日頃から、私は雪道ですべって転ぶことはない!と豪語していた。

武術で鍛えた足腰とバランス感覚に自信があったからだ。

ところが、先日、武術の稽古で左膝を痛めてしまい、踏ん張りがきかない状態だった。

しかし、多少の膝の痛みに負けて散歩を怠けるというのは、武術家として、治療家としてのプライドが許さなかった。

中途半端にぬがる雪山の道を登り、例の市民の森の学習棟で太極拳をした。

やはり、山の空気はいい。

深く呼吸して太極拳をしていると体中にエネルギーが満ちてくるのを感じる。

それがおわって山道を降りる。

がたがたになっている雪道を、時に浮かび時に沈みながら降りて行った。

この時点で、少し膝がヤバいという感じはした。

やっと坂を降りきって駐車場に降り立ったその瞬間、氷に足をすくわれた。

もちろん、駐車場一面に氷が張っていたのはわかった。

充分注意して降りたつもりだ。

だが、悲しいかな左足の踏ん張りがきかなかった。

つるんと脚が救われた瞬間、なぜか私の心に浮かんできた言葉があった。

「ゆっくりと大の字、空をながめろ。」

心の命ずるままに、ゆっくりと背中を床につけ、手足をのびのびとのばしてきれいな大の字になった。

そして青空を見上げてつぶやいた。

「あ~らくらくした。」

どこも痛くはなかった。

ケガはなかった。

のんびりした気分で空を眺めて、起き上がった。

まわりを見たが誰もいなかった。

普通なら、足を滑らせたら、肘か膝をついて背中が地面に突かないようするだろう。

そして、すぐにまわりを見まわして、だれも見ていないかを確認する。

転んだところを見られるのが恥ずかしいからだ。

尻もちをついた姿や、転んだ姿を誰にも見られたくない。

左足を痛めていたからしかたないだろう!と、見ている人たちに言い訳するのも変だし・・・・。

今回の件で学んだことがある。

大の字になるためにゆっくりと背中をつく。

その時、頭を打つとまずいので、、顎はしっかり引いておく。

あくまでも大の字を最終目的として倒れること。

それとできるだけゆっくりと倒れるように意識することだ。

これにより手足を踏ん張ったりつっぱたりしないで済む。

下手につっぱって手足を地面につくと、折れたり捻挫したりする。

ゆっくりと大の字になるべくしてなる。

あとはまわりに何と言われようが笑われようが、ケガをして、あとで苦しむよりましだ。

柔道の受け身を習っておけばいいとか、よく聞くが、私は余り賛成しない。

なぜなら、受け身は腕で畳を激しく打つからだ。

これによって背中、腰にかかる衝撃を分散する。

しかし、下が畳だから、それが通用するのであって、堅いコンクリートだったら、腕にケガをするのは間違いない。

いや、普段は腕を打たないように気を付ければいいと言う人もいる。

しかし、何回も受け身の稽古をすることにより、腕で畳を打つのが当たり前のようになる。

いざと言う時、習った受け身で腕が折れた・・・・ではお話にならない。

 

恥も外聞もなく、ゆっくりと大の字になって少し空を眺めてから起き上がる。

これが私のおすすめだ。