【公式】いしづき接骨院|新潟県見附市の接骨院

見附初!腰痛の痛みを解消するための接骨院『いしづき接骨院』

【営業時間】
月曜日~土曜日
午前|8時30分~12時30分
午後|14時30分~18時30分
【休業日】
日曜・祝日

脳の老化は年配者の特権だ。

子供のころ、音楽番組を見ていると父がこう言った。

「最近のアイドルなんて、みんな同じようで、だれがだれやらよくわからんな。」

その時は、大人なんてそんなものかと思っただけだった。

しかし、最近、歌番組を見てこう思った。

みんな同じような顔して、だれがだれだかよくわからない。

ほとんどの歌手はグループ化している。

昔、ジャニーズのアイドルグループが出てきて大勢で歌やダンスをしても、なんの違和感もなかった。

ジャニーズ事務所というのは、こういうスタイルで売り出していくんだなと思っていた。

しかし、EXILあたりから、何かがおかしいと感じ始めた。

歌を歌わないでダンスに専念している人たちが多すぎる。

やがておニャン子クラブ、AKB48となると、なんだこの人数は!と違和感を感じ始めた。

それでも、秋元さんと言う人は時代の先端をいく人だから、これも売れるためのひとつのスタイルなのかなと思った。

やがて、韓国でグループ歌手たちが多く出てきて、世界的にも活躍する人たちが出てきた。

すると日本人もそれに参加して日韓混合グループで活動していった。

なるほど、世界で人気があるのはダンスパフォーマーがたくさんいるグループなんだなと認識した。

しかし、である。

去年の紅白歌合戦を見て、愕然とした。

出演歌手のほとんどがグループ歌手で、今はやりのKポップスタイルではないか!

そのメンバーの誰を見ても、Kポップ歌手にしか見えない。

みんな同じような顔だ。

韓国人なのか日本人なのかわからない。

今の若い人たちは、これがあたりまえで、人数が多い中で自分の「推し」を探し出す。

人数が多いから、自分のお気に入りは必ずいる。

飽きれば、他の人に乗り換える。

人数が多いので、乗り換え放題だ。

しかし、それは若いからできるのであって、歳をとるとできない。

いや、いい歳をして、アイドルもJポップもないだろうと言われるかもしれないが、そういうことは抜きにしても、どの顔も同じように見えるんだから、「推し」を見つけることなどできない。

若い人達にはよりどりみどりでも、年配者から見れば十羽ひとからげなのだ。

歳をとると名前を憶えることが苦手になる。

顔は知っているが名前が出てこないということがよくある。

だから、アイドルグループの名前もメンバーの名前も憶えようとする気がおきない。

脳は年齢とともに細かな違いを記憶するのが苦手になってくる。

だから、どれも同じような顔に見えるのだろう。

しかし、細かなことは苦手だが、おおざっぱにくくるのは得意になる。

雑多にみえるものの共通点を探し出し分類する。

歳とともに、オリジナリティーあふれる分類の仕方をする人もいる。

若い人は、大勢の中で自分のこだわりや細かな事を探し出し、興味の対象を絞っていくが、おおわくでの分類は好まないし、したいと思わないだろう。

同じように見えるけど、このグループの彼のこのしぐさが好きとか、テレビのときとコンサートのときのダンスの動きが違うとか、どんどん細かいところにこだわりを見せていく。

年配者は、どんどん分類していって、今なんで歌手のグループ化が進んでいるのか?プロデューサーの意図は何か?事務所の方針、芸能界に何がおきてるのか?韓国と日本人の友好関係とか、世界情勢とか、どんどん枠を広げて考えていく。

どっちが冷静に物事を見ているかというと、やはり年配者のほうだ。

若い人たちが夢中になっているとき、その立っている場所がどこにむかってくのか?

これを見抜いてアドバイスできるのは、年齢を重ねた脳を持つ我々の特権だ。

歳をとったというだけで、邪魔者扱いされて肩身が狭い。

そんなことを言っている場合ではない。

けむたがられようが、おせっかいと言われようが、若いもんにいくらでも小言を言えばいい。

彼らよりも、年配者のほうが高いところから世間を見渡しているのだから・・・。