【公式】いしづき接骨院|新潟県見附市の接骨院

見附初!腰痛の痛みを解消するための接骨院『いしづき接骨院』

【営業時間】
月曜日~土曜日
午前|8時30分~12時30分
午後|14時30分~18時30分
【休業日】
日曜・祝日

お散歩日記 R7/1/17

朝6時5分起床。
着替えて車の雪降ろし。

ほとんど車に雪は積もっておらず、ちらほらと粉雪がふっている程度。
気温1℃
まわりの積もっていた雪もだんだん少なくなってきた。

戻って歯磨き洗顔、水筒に素粒水を詰めてヤクルトを飲む。
今日は念入りに振ったので、容器の底にはあまり残らなかった。
トイレを済ませていざ、出発。

道路にも圧雪がなくスムーズに運転することができた。
ちらほら舞っていた粉雪が少しにぎやかになってきた。

市民の森駐車場に到着。

やはり圧雪は無く、きれいに除雪されていた。

黒いライトバン、今日もいない。
別件で出払っているのだろうか。

坂道を登って学習棟へ。

登り始めからきれいな小道ができている。

これは、かんじきの跡だ。
昔のかんじきは竹と縄でできていて丸かった。
しかし、最近はトレッキング用としていろいろ開発されているようだ。
長方形の足跡が並んでいる。
道をつけようと意識してくれたのか、かなり整然と足を運んでいる。

とても歩きやすく、ありがたい。

すぐに額縁入りの絵画の風景にたどり着く。
昨日のように木々の枝に雪の白いラインが入っていない。
まだ薄暗い中、うっそうと木々が立っている。
白黒のバランスがあまりよくない。

「いいねぇ~。」

とは言い難い。

少し残念だが、まあそういう日もあるさ。

学習棟の前に到着。

ここで、かんじきの跡は消える。
・・・・・と思っていたが、なんと、城見台の方まで続いているではないか!

これはありがたい。

早速登っていく。
かんじきの跡が並んでいる坂を・・・・。

さすがにあまり踏み固められていないので、時々ぬがる。
しかし、全然ぬがる頻度が少ない。
心からこのかんじきの人に感謝する。
きっと、慈悲深い優しい人なんだろうなと思う。

城見台についた。

驚くべきことに、かんじきの人はそこからさらに上に登っていったようだ。
こうなると、その人のワイルドさに脱帽せざるを得ない。

どうぞ、ご無事でご帰還ください。

深々とこうべを垂れた。

切り株の上に立つ。
東の空に合掌。

「今日もありがとうございます。」

例によって北に視線を移す。
黒々として、ところどころ白い雪を取って貼り付けような山が連なっている。
きのうは枝先に花のような樹氷をつけて、百花繚乱の景色だったのに、今日はただ不愛想な木々が立っている。

視線を西に移す。
開けた市街地が薄暗く見える。
例によって、生真面目なホタルのひかりが移動している。

空は群青色。
その下には白い雲。
この状態は、やばい天気になる兆候だ。
少し青空がのぞき、ぼやけた月が見える。

今来た道を下る。
きのうとは比べものにならないくらい歩きやすい。

学習棟に戻ってきた。
例のごとくトイレの戸をガラッと引く。
今日も開いている。

「ありがとうございます。」

直角にお辞儀をする。

さあ、今日も太極拳99勢をはじめよう。

起勢。
両手を上にあげる。
丹田に丸いボールが現れる。

攬雀尾。
突然西南から強い風が吹き、粉雪が斜めに降ってきた。
遠くから強弱の無い潮騒の音・・・・みたいな轟音が聞こえてくる。
かなりの強風だ。

学習棟のひさしを支えている柱に、トイレに近いところだけ、長い板が縦に並んで風よけになっている。
その板が、ガタガタとけたたましい音を発して揺れている。

私の心がつぶやく。

後頭骨を伸ばせ。

余りに強い爆風と強く降る雪のため、私の首は前に出てしまっている。
背中も丸くなり、前傾姿勢になっている。
だから、後頭骨を上に持ち上げるようにして、首を真上に伸ばせという意味だ。

いきなり心に言葉が浮かぶ。

時としてこういうことがあるが、潜在意識がつぶやくのだろう。

単鞭。
背筋に白い線が登ってくる。

分脚。
後頭骨を伸ばすと暴風の中で片足立ちできる。

野馬分鬃。
指の骨が全て暖かくなる。

単鞭。
丹田から下顎、下の前歯まで暖かいものが登ってくる。
前歯がムズムズする。

擺脚。
風がおさまった。
雪もやんだ。
カラスの鳴声がしてくる。
「お~い!大丈夫だったか~?」とお互いの安否を確認している。

収式。
今日も無事、套路を終えることができた。

ありがとうございました。

午前7時35分。

学習棟の正面立ち、礼。

さて駐車場まで戻ろう。
きっちりとていねいに作られた小道を感謝しながら降りる。

今日はだれも車を停めていない。

さてデスゾーンに臨む。
路面には昨日よりも大きめの金平糖が散らばっている。
その下の層には氷砂糖を粒状にしたような、少しグレーがかった色の雪が敷かれている。
白の粒の下にグレーの粒。
なんともシックな組み合わせだ。
踏み心地は、きのうのカリカリ感はなく、しっとりとしている。

すべらない!

今日もエンマ大王はお留守のようだ。

安心して広い道路に出る。

路面にはデスゾーンと同じく、ミニ金平糖の下にグレー氷砂糖の粒がばらまかれている。
道幅は車2台がすれ違える程度。
よく除雪が行き届いている。

ゴルフの打ちっぱなし場が近づくにつれ、道幅狭くなってくる。

やがて道幅は一台分が通るくらいになるが、除雪車の太いタイヤ跡がつくため、歩くのは楽だ。
道の両側には雪が積もっているが、左の路肩には側溝があって水が流れている。
途中でそこをせき止めると、水が道路に流れてきて、その部分だけ雪が積もっていない。
だれがやったのか?

顔も知らぬ人の働きに感謝。

しばらく歩いていき、打ちっぱなし場の駐車場のは入り口近くになると、雪の轍がはっきりとでき、タイヤの跡は。普通乗用車の幅となる。

おそらく、除雪車は途中で除雪をやめて帰っていったのだろう。
そこから先は除雪がしてないので、打ちっぱなし場のオーナーが乗用車で乗り入れ轍をつけたものと思われる。

なんだか、オーナーの悔しそうな顔が目に浮かぶ。

「ここまで除雪してんだから、おれんとこまで来いよ~!」

心の叫びが聞こえてきそうだ。

打ちっぱなし場をすぎると、すぐ貯水池。

普段ここには道がない。

私は、いつもしゃにむに雪に足を突っ込みながら、貯水池の正面まで行く。

しかし、である。

そこには驚くべき光景が広がっていた。

左路肩にだけ雪がない!

よくみると道路の左側にある側溝がせき止められて、その水が路面の傾斜でこちらへ流れてきている。

ものの見事に貯水池の前まで雪が消えている。

だれかが私のために用意してくれた道だ!

そんなわけはないか。

しかし、またしても影の力に助けられた。

おかげさまで、楽々と貯水池の風景を眺めることができた。

正面に見える山は、樹氷が消えて少し不愛想だが、私の心はとても暖かかった。
水面には白い氷。
部分的に濃い緑色の水面が見えていた。

しみじみと眺めた。

さて、戻ろう。

ゴルフ場を過ぎてしばらく歩いていると、向こうから登山者らしい恰好をした年輩の男性が歩いてくる。

私は、すれ違う前に先手を取った。

「おはようございます。」

絶妙な間合いで挨拶ができた。

その方も「おはようございます」と返してくれた。

右手にストックを2本、持ちにくそうに持っていた。

私はこの人の顔に見覚えがある。
年齢は80歳代くらい。
いつもは爽やかなクリーム系の配色の登山ウエアを着ている。
眼鏡は金縁。

全体的にはスマートな体型だ。
肩幅が広く、左の肩が後傾している。
左足だけ内またで、右足はガニ股だ。
左腰を痛めやすく、右の背中はおそらく筋肉が肥厚していて、張り感が強いだろう。
首が前にでているので、左肩が後方に傾いている分だけ、上部僧帽筋や肩甲挙筋を引っ張るので、いつも左肩が凝っている・・・・・・だろう。

今日は、ブルー系のさわやかな配色のウエア。
眼鏡はかけておらず、ゴーグルをしている。
黄色みがかっていて、スポーティーだ。

いつも私が、散歩を終えて帰ろうとすると、白いライトバンに乗ってあらわれ、お互いに挨拶を交わした。

しかし、今日はいつもより早い。

しかも、いつも彼はこちらとは反対の方に歩いていくのに、今日はコースを変えたのか?
どうも、いつも城山のほうへ登るらしいのだが・・・・・。

しかし、なぜ、ストックをつかないで、2本とも右腕一本で持ち上げるようにして歩いているのか?

なぞだ。

駐車場が近くなってきた。
雪はやんでいる。

今日は色々考えさせられた。
多くの人たちが、この地域を守っている。

自分たちが歩きやすいようにしているだけではなく、あきらかに他の人も歩きやすくなるように配慮している。

ここにくるよそもののために・・・・。

駐車場に着いた。
車にエンジンをかける。

ほっこりした気分で接骨院に向かった。