幸せホルモンについて
高齢になると自分の健康に気を使う。
今まではこんなことなかったのに・・・・ということが身体に起きるからだ。
免疫力が落ちるので、風邪をひきやすいとか、今までっかったことのないような感染症になってしまうとか・・・。
逆に免疫力が自分の体を攻撃するような病気・・・・たとえばリュウマチとか喘息とか、何々症候群といった類のものだ。
この免疫力の調整がうまくいくかいかないかによって、老後の人生が決まるような気がする。
免疫力を高め、病気を予防するためにはどうすればいいのか?
ひとつの方法として、ホルモンのバランスをコントロールすることが考えられる。
人はストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが出る。
これは、痛みを感じにくくし、血圧、血糖値を上げる。免疫力を下げ、集中力を高める。
要は、身の危険を感じたときに臨戦態勢にはいるためのホルモンだ。
しかし、ストレスが長期に渡って続くと、コルチゾールが出っぱなしになる。
これにより感染症やがんのリスクが高まる。高血圧、糖尿病にもなりやすい。
さらに脳の記憶する部分にも影響が出て認知症になりやすい。
このコルチゾールの分泌作用を打ち消すためには、セロトニンやオキシトシンなどの「幸せホルモン」が必要となる。
「幸せホルモン」が出ると、人は幸福感や安心感などを感じるだけでなく、免疫機能が正常に働くようになる。
では、「幸せホルモン」はどうすれば出るのか?
まずは、自分の姿勢を整えること。
姿勢を整える抗重力筋に力がはいれば、幸せホルモンが分泌される。
そしてまわりの人たちと楽しいことをすること。
いっしょに歌ったり、踊ったり、同じ運動をしたりする。
あるいは、スキンシップをとったり、笑い合ったりする。ペットを飼って可愛がったり、猫カフェなんかに行くのもいい。
こうすることによって、「幸せホルモン」は分泌され、幸福感と健康を手に入れることができる。
私は、毎朝、テレビでニュースを見る。明るいニュースはほとんどなく、暗いニュースばかりだ。
朝から気分が落ち込む。
そんな時、チャンネルを換えて芸能ニュースとか、地方各地のグルメ紹介とか、明るい情報を見ることにする。
高齢の方は、「何を朝からくだらないもんを見ているんだ!」と言われるかもしれないが、ホルモンバランスをとり健康を維持するためには大切なことだと思う。
世間の情報を収集しないと時代に取り残されてしまうとか、もっと社会のことを勉強しなければと思い、熱心にニュースを見たり新聞を読んだりするのが大人の嗜みだとばかりに、朝から眉間にしわを寄せている方は多い。
しかし、その時、自分の体内に何が起きているかということを意識する人は少ない。
バラエティー、お笑い、アイドル、推し活、大いに結構!
「幸せホルモン」で自分の体を守るためには欠かせないものだと思う。