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見附初!腰痛の痛みを解消するための接骨院『いしづき接骨院』

【営業時間】
月曜日~土曜日
午前|8時30分~12時30分
午後|14時30分~18時30分
【休業日】
日曜・祝日

慢性腰痛と不安・恐れの関係

いつまでも消えない腰の痛みの原因は、不安や恐れから来ている。

全てがそういうわけではないが、原因のよくわからない痛みは、その可能性が大きいと思う。

原始の時代から人は不安恐れがあるがゆえに、その対策を考え、いろいろな発明が生まれ、文明を発達させて現在に至っている。

不安や恐れは人類にとって欠かすことのできない感情である。

原始時代に比べて、江戸時代に比べて、戦時中、戦後に比べて、現代はくらべものにならないくらい安全だ。

少なくても日本においては・・・。

したがって、人は必要以上に不安や恐れを感じなくても良くなった。

しかし、あいかわらず不安や恐れは私たちの身心を支配し、悩ませる。

原始からの感情は消えてなくならず、主役として君臨している。

森の中を歩いてみればわかるが、知らず知らずのうちに神経がはりつめてくるのを感じると思う。

蛇がでてくるんじゃないか、クマに出くわすんじゃないか、毒蜘蛛が刺す、ハチが刺すかもしれない。

切り株やツタでつまずくんじゃないか、地面がぬかるんでいて滑って転ぶんじゃないか。

ありとあらゆる危険性が頭に浮かんでくる。

まして道がわからなくなったりすれば、不安と恐怖は頂点に達する。

全身の感覚を研ぎ澄まし、わずかな危険性も察知しなければならない。

体のわずかな違和感、痛みにも敏感になる。

つまり、不安や恐怖が痛みを敏感に感じさせるトリガーとなる。

感覚神経が敏感になれば、普段、わずかな違和感を感じているだけでも、それを痛みとして脳が感じてしまう。

つまり痛みを感じるダイヤルがボリュームアップの方に回される。

これを感作という。

この感作は、森の中だけで起こるわけではない。

普段の生活の中で、常時不安や恐れを強く感じていれば、感作は起きる。

 

そして、不安や恐れは様々な感情から生まれてくる。

怒り・憎しみ・悲しみといったネガティブな感情は不安・恐れに行きつく。

しかし、喜び・愛しい・嬉しい・面白いといったポジティブな感情でさえ、これが続いてほしいと思えば、不安・恐れの感情に行きつく。

喜怒哀楽、全ての感情は不安・恐れと結びつく。

では、不安・恐れ以外の感情はどうやった起きるのか?

これは、記憶と思考によって湧き上がる。

過去の成功体験や失敗体験、まわりの反応、未来の予想など、脳内にある材料から湧き上がる。

では数ある記憶や思考の中で、脳は何を基準にして選んでいるのか?

現在、体験していることで、筋肉がどんな反応をしているかによって、脳が選択している。

たとえば今、腰の筋肉に張り感がある。

腰の筋肉が張っているという情報が脳に昇ってくる。

脳は過去の記憶を探し出し、このこっている感じは、過去のどのパターンで生じていたのかを探し出す。

この感じの時は、仕事を抱えすぎてパニックになったときの、あの感じに似ている。

あの時はすごく焦っていた。

結局、間に合わなくて、上司に能力がないと言われた。

その時、自分が不甲斐なくて、情けないと思った。

つまり、腰の筋肉が張ることにより、自分が不甲斐なく、情けないという感情がわきあがる。

この感情が、この先、自分は大丈夫だろうかという不安に結びつく。

感覚神経の感作がはじまり、腰の張り感は痛みにかわり、じっとしても痛みを感じるようになる。

つまり、筋肉の状態が過去の記憶や思考と結びつき、ある感情と結びつく。

その感情は不安・恐れに行きついて痛みの感作を起こす。

この神経回路ができあがれば、腰の張りをスイッチとして、不安・恐れが沸き起こり、腰の強い痛みが発動する。

常に腰の筋肉が張っていれば、常に腰の強い痛みがなくならない。

ここで解決策をとるとすれば、腰をマッサージして腰の筋肉を柔らかくすること。

しかし、これは一時的なもので、またすぐにもどる。

不安、恐れがおきないようにすること。

これは不可能。

人間である以上、いたしかたない。

結論は、腰の張りが少ない状態をキープすること。

そのためには、他の筋肉もしっかりと働いてもらうようにバランスを取ること。

筋肉が働きやすいように骨格を整えること。

これがキープできれば、出来上がった神経回路が崩れてくる。

おおもとが消えてしまうのだから、それ以降のルートは途絶えてしまう。

体の中の不安・恐れのスイッチが一つなくなる。

精神的にも安定しやすくなる。

これが当院の施術のゴールだ。