膀胱は、あなたの答えを待っている。
膀胱は背中を起こす筋肉と足首の安定を維持する筋肉と関係している。
膀胱のエネルギーが落ち、背中を起こす筋肉=脊柱起立筋が弱くなると慢性的な腰痛の原因となる。
また足首の安定を維持する筋肉=脛骨筋が弱くなるとつまずきやすくなる。
膀胱は感情的には不安と恐れに関係する。
だれしも不安や恐れはあるが、それが強くなると脊柱起立筋や脛骨筋が弱くなる。
その結果として背中・腰が丸くなり、足元が不安定でおぼつかないので、いよいよ不安や恐れが強くなる。
では、なぜあなたは不安と恐れにとりつかれてしまったのか?
膀胱は、その答えをあなたが出して、不安と恐れを克服するための質問を用意している。
①見えないもの、見えない力が、あなたの人生においてどんな意味を持つと思いますか?
②今は活躍すべきときにそなえるために、良く学び、よく鍛える時期ではありませんか?
③厳しい状態に身を置いても、なお、消えない思いは何ですか?
④すぐに古くなって役にたたないものは何ですか?固定観念にとらわれていませんか?
⑤あなたは何を恐れていますか?その恐れとまともに向き合うべきではありませんか?
⑥ほんとうに大切なものは何ですか?ずっと持ち続けていたいものは何ですか?
⑦困ったことを態度に出し過ぎていませんか?あるいは、あまりにもはっきりしない態度ではありませんか・
⑧自分の大切なこと、これだけは譲れないことを明確にしませんか?
⑨あなたのやりたいことは何ですか?これだけはやりたいと思うことは何ですか?
⑩お金や名誉にしたがうのではなく、あなたの善意にしたがうべきではありませんか?
上記の質問は、私が考えたものではなく、東洋医学の色対表に基づいて要約したものだ。
もちろん、正解があるわけではない。
あなたがこの質問について考え答えていくうちに、何かの気づきを得るはず。
それは質問の内容と全く関係のないものかもしれない。
それでもOK。
それをあなたに気づかせるために脊柱起立筋や脛骨筋が力を落とし、腰痛になっているのだから。
膀胱は五行説でいうところの「水」。
水は形を自在に変えて存在し、あるときは流れ、あるときは滞り、あるときは固まって氷となり、あるときは気化して水蒸気となる。しかし、どんな状態であってもその本質が変わることはない。
あなたがあなたであるために何を大切にすべきか。
それがわからなくなったとき、恐怖と不安があなたの心を覆いつくす。
腰痛は、あなたにそれを考えて欲しいというサインだ。