腰椎ヘルニアの検査について
当院では、初診のときに必ずヘルニアの検査をします。
その目的は、ヘルニアが運動神経麻痺を引き起こしていないかどうかを確認するためです。
その結果は以下の二つに分けられます。
①ヘルニアがあるかどうかはわからないが、運動神経麻痺がない。
②運動神経麻痺があるので、ヘルニアがある。
運動神経麻痺がない場合は、ヘルニアがないかもしれないし、あるかもしれない。
しかし、今出ている症状は手技で治る。
運動神経麻痺が出ている場合、日常生活で、転びやすい、つまずきやすいなどの症状がある場合は手術適応。
運動神経麻痺がわずかで、日常生活に差しさわりのない場合は、手技で治る。
これらの鑑別のために行うもので、ヘルニアがあるかどうかを検査するものではありません。
今回は、少しややこしい話になりましたが、ご覧ください。