体を輪ゴムと竹ひごでできた構造物に例えると・・・・・。
骨を竹ひごに例えます。
筋肉を輪ゴムに例えます。
竹ひごは何本もあり、竹ひごと竹ひごの間は輪ゴムでつながっています。
そして、それらはお互いに一定のテンションを保ちながら、人間の形を作っています。
その中の一つの輪ゴムが緩んでいれば、他の輪ゴムに引っ張られます。
例えば、お腹の輪ゴムが緩んでいれば、腰の輪ゴムに引っ張られます。
エビぞりになります。反り腰です。
さらに腰の輪ゴムは内ももの輪ゴムも引っ張りあげて内またになります。
背中の輪ゴムが緩んでいれば、胸とお腹の輪ゴムに引っ張られます。
腰と背中がCの字になります。腰猫背。
腰の輪ゴムは太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)の輪ゴムを引っ張り上げます。
ハムストリングスは、膝の輪ゴムを引っ張って、膝が伸びなくなりガニ股になります。
あるいは、背中の輪ゴムが緩むと、肩の輪ゴムに引っ張られます。
怒り肩。
肩の輪ゴムが緩めば、背中の輪ゴムに引っ張られます。
なで肩。
なで肩になった方の背中の輪ゴムは、骨盤も引っ張り上げます。
逆側の骨盤は下がり、背中は湾曲します。
これが長く続けば、側弯症。
このように人体はテンションのバランスを保ちながら、正常な形を保っています。
一部のテンションが変われば、その全体の形は崩れます。
その崩れたテンションが原因でいろんなところに痛みが出ます。
あくまで全体的なバランスの問題です。
これを無視して痛みのある筋肉だけに治療を施しても、無意味。
バランスを整えることで、痛みは消えていきます。