痛みはメッセンジャー
身体の慢性的な痛みは、私達に何かを教えようとしているサインです。
腰が起きにくい人は、「過去にこだわりすぎると未来に進めないよ」というサインかもしれません。
腰が反ってしまう人は、「そんなに急ぐと転んでしまう。もっとペースを落として生きたほうがいい」というメッセージ。
腰が左に傾く人は、「まわりばかり優先して、自分のことがおろそかになっているよ」ということ。
腰が右に傾く人は、「目の前のことばかり追いかけていると、まわりが見えなくなるよ」ということかもしれません。
膝が痛い人は、「物事をいいとか悪いとか、簡単に決めつけないで」というメッセージかもしれません。
私は慢性的な痛みは、半分くらいは精神的なものだ考えています。
精神的に葛藤があって、いつまでもそれが解消しないと、身体の痛みとして表面に出てきて、ご本人に自覚を促す。この症状を治すには、そのメッセージをくみ取り、自覚することで痛みが少なくなっていく。
いっぽうで、身体のクセを見つけ出し、それを矯正していくことで、痛みを少なくする。
この両方アプローチがあって、痛みはそのメッセンジャーとしての役割を終えて消えていく。
こんなふうに考えて治療しています。