足裏のしびれと治療記録
どんな素晴らしい治療法でも、やはりその場で足裏のしびれを取ることは難しいと思います。
おそらく、長年にわたって腰、お尻、太ももの筋肉に張りや痛みがあり、その結果として足裏にいく血液の循環が悪くなり、しびれとなってでていると考えます。
したがって、まず腰、臀部、太ももの緊張を取り、痛みも痺れも取り、最後に足裏の痺れを取るわけですが、今までの経験からいくと、痺れが取れるまで時間がかかります。
しかし、根気よく治療に通っていただいた人は、ほぼ痺れがなくなっています。
中には、根気が続かなくて、痺れをとるのをあきらめてしまう方もおられます。
そんなときは、最初に来院されたときの症状と今の症状を比較して、今、足裏にしびれがあっても、以前の腰、脚の痛み痺れが無くなっていることを説明します。
最初の状態はこうで、その次の来院時は、ここが良くなって、その次はここ、その次はここが良くなって・・・・というふうに時系列で説明します。そして最後の段階にあるけれど、最後の痺れがとれるまで時間がかかる旨を説明します。
足裏の痺れについても、患者さんにしてみれば、ずっと変わらず痺れていると感じているかもしれませんが、治療を続けている限り、何か変化はあるはずで、それをしっかりと説明します。
人間、何かしら前進していることがわかれば、続けていけるものです。
しっかりと変化して改善していいることを説明し、患者さんに理解してもらえれば、患者さんも治るまで治療を続けることができます。
そのために、私は治療中の検査結果や改善点など克明に記録しておきます。
患者さんより、患者さんの変化がわかるようにしておきます。
こういった記録をすることも、治療の大事な一貫だと考えています。