腰、膝が痛い方は力士をお手本に・・・・・。
先日、テレビを見ていたら、白鵬が稽古している風景が映りました。
さすがに稽古でも強い。
しかし、それよりなにより、あの身体の柔らかさは素晴らしい。
特にそれがわかるのが、開脚ストレッチ。
お相撲の世界では、「股割り」っていうんですかね。
開脚して上半身がベタ~っと床につく。
しかも無理なく自然に・・・・・。
これは、本当に素晴らしいなと思いました。
でも、力士はなんで、「股割り」にこだわって稽古するのでしょう?
私は股関節を柔らかくすることで、腰、重心が下に落ちやすくなるからだと考えます。
取り組みで、重心が高い力士は、たいてい弱い。
重心がしっかり落ちていると強い。
たとえ、はたきこまれても、重心の低い力士は倒れにくい。
なので、力士はひたすら「股割り」に励むのです。
股関節をしっかり折り曲げて、腰を落とすと腰を伸ばしながら落とすことができます。
逆に腰を丸くして、腰を落とすと股関節は充分曲がりません。
逆に腰と股関節に無理がかかり、慢性的に痛くなる可能性があります。
こういったことから考えると、私たちも股関節を柔らかくし、しっかりと腰を落とすことができれば、様々な場面で役立つのではないかと思います。
お仕事のとき、結構中腰になったり、しゃがんだりする方も多い。
それで、腰が痛くなったり、膝が痛くなったりする。
そのとき、股関節をしっかり折り込んで、腰を落とせば、腰を無理に曲げずに済むし、重心が踵の方に落ちるので、膝にも負担が少なくなります。
「股割り」、いやいや、開脚ストレッチ、みなさん、取り組んでみてはいかがでしょうか?